ベトナム戦争時代、
ベトナム戦争の時代、北と南は、ダナン直北のこのあたりが国境。
激戦が繰り広げられた。そのニュースを聞いた覚えがある。
写真は、峠に設置された米軍の堡塁数カ所の地図。
運転手兼案内人は、
米軍はヘリコプターから、ベトコンはジャングルから、相手を狙い撃ちした、
と説明。そして最終的に、この一帯から米軍を追い払ったことを、誇らしげに語った。
米軍の地上兵はこの堡塁に陣取り、ベトコンを狙撃した、らしい。
こういうコンクリ製の堡塁がいくつかある。史跡保存という感じではなく、観光客が自由に登れる。
じつは、この峠は、数百年前、清が攻めてきたときには、ベトナム王朝側が南側に陣取って防衛戦に成功した。
昔から南と北を結ぶ道は一本しかない戦略上の重要地点だった。
この峠を抑えれば、敵の侵攻を食い止めることができる、そういう場所なのだ。
この写真は南側を望む。
この写真が北側。
南から北に通り抜けるには、かつては峠道しかなかったが、
いまは、一本のトンネルができている。
写真は、峠を北側に降りきってラグーンの海岸についたところ。
写真奥にみえている橋は、トンネルに続くバイパス。