千順
チェンマイの場末のお茶の店でほこりをかぶっていたガイワン。
3点、購入した。皿の裏に「千順」という銘がある。
お店の留守番の高校生のようなお姉さんとは英語がはかばかしくなかったので、品物の正体についてはさっぱりわからず。
入っていた箱もクタクタのボール紙で、底に止められたセロテープは黒ずんでいた。
たぶん、台湾か中国のもの。
磁器。
径10cm。大きくて、薄手で、軽くて、非常に使いやすい。
柄は、手書きではなく、シール貼り付けプリント。金の細い筋がはいっていて、華やかな仕立て。
一脚、800バーツ、日本円換算で、2400円だったので、ぼられたなあという記憶が。
「台湾高山茶」という100gのお茶をおまけにくれた。確かに烏龍茶ではあった。
荒っぽく使っているせいで、二つは碗のふちがちいさく欠けた。もう一つは、蓋を割ってしまって接着剤でつけてブザマな様子になった。
それでも、たっぷりの容量なので、食事のあとのお茶に常用している。
使い勝手はとても良いのである。
器に、名前は、まだ、ない。