ある蓋碗(ガイワン)愛好人の備忘録

ガイワン=蓋碗、lidded teacup、つまり、【ふたのついた茶碗】でお茶(紅茶、中国茶、日本茶、チャイ)を飲むというスタイルを深く楽しむための、まったく我流でプライベートな備忘録。夫妻の入手した蓋碗、お茶、お茶うけのお菓子や食べ物、興味深い異国のお茶の扱いや作法、蓋碗の私的格付け、お茶の私的格付け、とても勉強になった他所サイトの記事のスクラップ、など。

2016年07月

ぐうぜん見つけた山水絵の小茶器セット

四谷三丁目に古くからある陶磁器のお店で、山水絵の茶器セットを見つけた。
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急須、湯冷まし、茶杯5脚。

小さい茶器だ。

箱書きには、「鍋島焼 山水絵 茶器 窯元 畑萬 作」
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器の裏には、「萬」とある。
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初老の女性店主の話だと、だいぶ昔に先代店主が仕入れたもので、
蔵をかたずけていて見つけた、とのこと。

値付けされた15000円のまま購入した。

調べてみると、「畑萬」は、伊万里焼 鍋島焼 窯元 畑萬陶苑

ふるくからやってるところだ。


数日たって、yahooのオークションサイトで、似たようなのが出品されているのに気づいた。
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急須、湯冷まし、茶杯5脚。
茶入れと茶殻を捨てる壺もついている。
山水絵のガラは同じだ。

これが、7000円から始まるオークション値で出品されていた。

まあ、そういうことである。

 

台湾、お茶旅行

桃園
新幹線で、嘉義に。
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嘉義
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嘉義のホテル。フロントやロビーの飾りのテーマは茶でした。
部屋のお風呂のバスジェルも、お茶のエキスからつくったもの。


阿里山
タクシーをちゃーたーして、嘉義から阿里山経由で、日月潭へ。
標高2500メートルの山岳国道。
日光いろは坂と同じクネクネ道を、高度差1500~2000mを登って阿里山へ。

出たときは、この上ないピーカンの天気でしたが、
阿里山にのぼるにつれて、スコールのような、雨が。

阿里山の中央部には、外から来たバスや車は入れず、
専用のバスに乗り換えて、2時間くらいの周遊コースが用意されている。
運転手さんがそれをすすめるので、断ると、
阿里山に来て阿里山をみないなんて信じられないと、しつこく勧めてくる。

すでに3持半。
6時までには日月潭について、湖のサンセットを「みたいのだといって、阿里山周遊を断る。
だいいち、こんなところで2時間も周遊してたら、日月潭につくのは8時9時になって、夕食も危うくなる。

やっとのことで、運転手さんを説き伏せて、出発。

阿里山から日月潭へは、30kmくらいで、
伊豆スカイラインみたいだろうとたかをくくっていたら、
舗装道路だが、昔の軽井沢=草津の山岳ラリーコースみたいで、
しかも、運転手さんがなんとカーブで70km、直線で100kmでかっ飛ばす。

とちゅう運転手さんが「モンキー、モンキー」と叫ぶ。こんな高山にサルの群れ。

さらにはしって叫ぶのは「タイワンチキン、タイワンチキン」。
なんだ??と思うと、
道端の藪に逃げ込む黒い鳥。
私は目撃できなかったが、つれあいが、目撃した。
くちばしが白いか、黄色いらしい。藪がくらくて、写真はとれない。
まさか「チキン」鶏肉ではあるまい、とおもってあとで、
ネットで調べると、シロハラクイナというのが台湾にいるらしい。
写真はここ

さて、

阿里山から日月潭までの30km、およそ2時間のあいだ、すれちがった対向車は、
乗用車3台、観光バス1台。
まったく、過疎道路である。
3日前の超巨大台風の通過のせいで、あちこちがけ崩れ&工事中。

雨がぽつぽつしたり、虹が出たり。

自分の目線より下に虹を見る、という体験も。

あ、そうそう、日月潭に着く少し手前の村で、運転手が悲鳴を上げた。
目撃したのは、、
道路の真ん中に、あおむけに倒れた男の人。
人が懸命に介抱している。男の人は、動かない。
交通事故。
吹っ飛ばされたのか?
まだ、救急車も来ていない。
「だいじょうぶか?」
「だいじょうぶ、すぐ救急車がくるでしょう」

午後1時30分に嘉義を出発し、
日月潭のラルーホテルに5時30分に到着しました。
空は曇りで、湖の日没はみれませんでした。

いろんな意味で、盛りだくさんのドライブ旅行でした。

日月潭
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150gで12000NTDの紅茶を買いました。
この88歳の社長さんがつくり、台湾紅茶の2015年特選に選ばれたものです。
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社長さんが戦前若いころに習った日本人の紅茶(栽培&生産)の先生:新井さんとか。

台中
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台中の名家中の名家。林家。

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台中市内の、お茶を楽しめる場所。
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このお店で、お茶を淹れてくれるお嬢さん。
この娘さんは日本語ができた。


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台中の美術館の地下にある「春川堂」の茶マスター。
一人800NTDで、茶芸を教えてもらった。(英語)

市中の茶芸店で習うのとは違った雰囲気。
この先生は、英語でおしえてくれるが、ドイツ語ができるみたい。
会話の合間に言う「オーケー」が、なんとなくおネエっぽくて、
おもしろかった。

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春川堂のかざりだな。


台北
 ペイトウまで、金魚のかたちのテーバーッグ入り紅茶を買いにいった。
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この夜店を歩きました。
胡椒餅がおいしかった。
足裏マッサージ+背中マッサージも。 
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